
Edvard Munch · PD
雨のカール・ヨハン通り
作品情報
ストーリー
1891年、ムンクは国の奨学金で三度目の外国滞在に出た。年の初めはニースにいて、4月の終わりからはパリ、ラファイエット通り49番地の下宿に落ち着き、バルコニーから真下の通りを描いている。短い筆触を並べて光がちらつくような画面で、フランスの印象派を熱心に見ていたことがそのまま出ている。同じ年に描かれたのが、この雨のカール・ヨハン通りだ。オスロはまだクリスチャニアと呼ばれ、この通りがその目抜き通りだった。名前は、フランスの元帥からスウェーデンとノルウェーの王になったカール・ヨハンに由来する。ずっとのちの1933年、ムンクは当時を振り返ってこう書いている。最初のパリ滞在で、純粋な点描をいくつか試してみた、ただ色の斑点だけで、カール・ヨハンを、と。




