ヴィーナスの誕生

François Boucher · PD

ヴィーナスの誕生


作品情報

制作年
1754
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
79.2 × 138.7 cm

ストーリー

1750年代、フランソワ・ブーシェはフランス宮廷の寵児であり、王の愛妾ポンパドゥール夫人の庇護のもと、彼女の口利きで注文が次々と舞い込んだ。この絵はまさに彼をそこへ押し上げた種類の作品である。愛の女神ヴィーナスが、ビロードの布と海の泡を褥にして波間から立ち上がり、ニンフや小さなキューピッド、海の生き物たちに囲まれている。荘厳な祭壇のためではなく、私邸のサロンを飾る純粋な愉しみとして構想された一枚だ。ブーシェがこの時期に量産した装飾連作の一部だったらしい。十年ほどのちルイ15世は彼を首席画家に任じたが、批評家ディドロら若い世代はすでに、彼の神話画は優美なだけで重みがないと不満を漏らし始めていた。

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