
月光のヴァルヒェン湖
作品情報
ストーリー
コリントはヴァルヒェン湖の絵の多くを、湖畔ウアフェルトの自宅の前で、屋外ですばやく描いた。なかには20分から30分で仕上げたと伝えられるものもある。夜景には難しさがあった。暗がりではパレットがほとんど見えないからだ。レンバッハハウスは、彼がそれをどう解決したかを説明している。構図をあらかじめ決め、外に出る前に色を混ぜておく。そうすれば月明かりの下でも、用意した絵具ですばやく描けた。偶然とらえた一瞬に見えるものは、実は周到に準備されていたのである。左下には「Lovis Corinth. 1920」の署名と年記がある。一家がこの家で長く過ごすようになって一年後のことだ。作品は、画家ガブリエーレ・ミュンターとその伴侶ヨハネス・アイヒナーの名を冠した財団から、レンバッハハウスに永久寄託されている。




