
Albrecht Dürer, Lamentation of Christ, 1500. Wikimedia Commons. · PD
キリストの哀悼
作品情報
ストーリー
デューラーがこの《キリストの哀悼》をニュルンベルクで描いたのは1500年ごろで、もとは一つの家族の悲しみから生まれた。金細工師ヤーコプ・グリムが、その年に亡くなった妻マルガレーテを悼む記念画として注文したものである。夫妻は家紋とともに画面の下の隅にひざまずき、その足もとに横たわる亡きキリストを、マリアと親しい者たちが嘆く。この板絵はもともとニュルンベルクのある教会の柱に、一家の墓の上に掛けられていた。1988年、一人の男がこの絵に硫酸を浴びせ、ほかのデューラー作品二点とともに大きく傷つけた。修復には数年を要し、1998年からふたたびミュンヘンのアルテ・ピナコテークに掛けられている。




