風景
作品情報
ストーリー
この風景画は、それが属する芸術に劣らず風変わりな道筋をたどってアムステルダムに来ました。出どころはニコライ・ハルジエフのコレクションです。モスクワの文学研究者だった彼は、何十年もかけてロシア・アヴァンギャルドの資料と作品を集めました。1993年、90歳で妻とともにアムステルダムへ移り、コレクションの大部分も彼とともにロシアを離れました。その経緯については今も議論が続いています。1996年に彼が亡くなると、コレクションは財団に移り、2001年から長期貸与としてステデライク美術館に預けられています。グロの作品はそこで、ハルジエフが集めたカジミール・マレーヴィチの作品およそ175点と同じ貸与の一部をなしています。その多くは小さな素描です。美術館にはまた、グロの死後の1913年に出た本『三人』もあり、彼女の詩が収められ、表紙はマレーヴィチが手がけました。
