
エジプトへの逃避のある風景
作品情報
ストーリー
この絵では聖家族を見落としかねない。ロバに乗るマリアは右下の隅、ほとんど額縁ぎわにいて、幅2メートルを超える大画面の中央を占めるのは川だ。浅瀬で網を引く漁師たち、舟、滝、そして丘の上の城壁に囲まれた町が描かれている。
ドメニキーノがこれを描いたのは1620年から1623年頃で、その後半世紀の持ち主をたどると、ローマからフランス宮廷へと道がつながる。1646年にローマでフランスの宰相マザラン枢機卿のために買われた可能性がある。1661年か1662年には、マザランの相続人が若き国務卿で熱心な絵画収集家だったブリエンヌ伯ルイ=アンリ・ド・ロメニーに贈った。そして1668年、ちょうどヴェルサイユの庭園の噴水の仕事に取りかかっていた彫刻家ガスパール・マルシーが、これをルイ14世に売った。




