ポーランド衣装のレオポルド・デ・メディチ
作品情報
ストーリー
毛皮で縁取った胴着と羽根つきの高い帽子をまとった子どもは、レオポルド・デ・メディチである。1622年ごろ、五歳ほどのときに描かれ、ヨーロッパの宮廷が仮面劇や肖像のために好んで取り入れたポーランド風の装いをしている。次男であった彼は統治の定めになく、その自由はむしろ彼を書物と好奇心へと向けた。やがて枢機卿に叙されたが、生涯続いた情熱は探究だった。1657年、彼は兄の大公とともにフィレンツェに実験の学会を創り、その会員たちは熱と冷たさと空気についての主張を、そのために作られた器具で確かめた。ここに見える羽根飾りの少年は、レンズと温度計のあいだで夜を過ごす枢機卿へと育っていった。




