
向かい合う獅子を描いた蓋付きアンフォラ
作品情報
ストーリー
このアンフォラの胴には、一本の木をはさんで二頭の獅子が向かい合い、互いに鏡に映したような姿をしています。木や植物を中心に動物を左右対称に配する図式は、紀元前7世紀、輸入された金属器や象牙細工、彩文土器を通じて、オリエントやギリシア東方の美術からエトルリアに伝わりました。エトルリアの職人たちは、その後何世代にもわたってこの型を使い続けます。紀元前6世紀の最後の数十年にこの壺がヴルチで描かれたころには、すでに古くからなじみのある図柄でした。
この壺は蓋も残っています。1998年、ヴルチのオステリア墓地で見つかりました。発掘者たちは、中から出てきたミカリの画家の壺にちなんで、その墓に名前をつけています。

