セイレーンのリゲイア

Dante Gabriel Rossetti · PD

セイレーンのリゲイア


作品情報

制作年
1873
技法
パステル
種類
絵画
寸法
78.7 × 47 cm

ストーリー

ロセッティがこのパステル画を描いたのは1873年、精神の破綻と自殺未遂によって危うく命を落としかけた、その翌年だった。この頃の彼は仕事の歩みが遅く、外の世界よりも自分で作り上げた物語からしばしば主題を得ていた。この海の精は、数年前に彼自身が書いた台本『海の精の滅び』に由来し、そこではリゲイアという人物が主役の一人である。ホメロスに描かれる死をもたらす誘惑者ではなく、彼女は静かに遠く、手に楽器を携え、彼女が誘い寄せるはずの船乗りたちは背後にかすかに示されるだけである。顔の主はアレクサ・ワイルディング、この時期に彼が何度も描いたモデルだった。ロセッティはこの一枚を高く買い、パステルにすぎないとはいえ自分の最良の作の一つだと語っている。

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