
Dante Gabriel Rossetti · PD
プロセルピナ
作品情報
ストーリー
暗い地下の世界で、青い衣の女性が柘榴の実を手にしています。ローマ神話のプロセルピナは、冥界の王にさらわれ、うっかり柘榴の粒を口にしたために、一年の半分をその暗がりで過ごさねばならなくなった女神です。モデルを務めたのは、ジェイン・モリス。夫は詩人で工芸家のウィリアム・モリスですが、その結婚は冷え切っていたと伝えられます。囚われの花嫁というこの主題を勧めたのは、ほかならぬ夫のモリス本人でした。ロセッティはこの絵を八度も描き直しており、そのほとんどが破損や事故に見舞われたといいます。ジェインの背後に伸びる蔦を、ロセッティは、まといつく記憶と過ぎゆく時のしるしだと語りました。




