
Józef Pankiewicz · PD
赤いドレスの少女
作品情報
ストーリー
1897年、ワルシャワの弁護士で絵の収集家でもあったアダム・オデルフェルトが、娘の肖像をパンキェヴィチに注文した。モデルのユゼファは七歳ほど。少女は暗い背景のなかに立ち、赤い服の左肩には大きなリボンが結ばれている。輪郭はどこも柔らかくぼかされ、はっきりと描き起こされているのは黒い瞳のあたりだけに近い。この頃のパンキェヴィチはパリで見たホイッスラーの色調の扱いに惹かれており、正面を向いて静かに立つ子どもという構えには、ベラスケスの描いた王女たちの影も指摘される。のちのX線調査では、最初に描かれた表情が不機嫌そのもので、画家があとから直していたことが分かっている。