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見て、ミッキー
作品情報
ストーリー
1961年、ニューヨークで主流だったのは、なお筆勢の激しい厳粛な抽象絵画だった。ロイ・リキテンスタインは37歳、教職に就きながら、まだ自分の道を探していた。幼い息子の一人が漫画を指さして、父さんにはこんなにうまくは描けないだろうと言った、という話が伝わっている。リキテンスタインは子ども向けの本『Donald Duck Lost and Found』の挿絵を取り上げ、そのまま写した。太い黒の輪郭、平らな色面、そして安物の漫画を刷るのに使われた印刷の網点である。ドナルドダックは釣り竿で自分の上着を引っかけ、大物を釣ったぞとミッキーに叫んでいる。リキテンスタインがこの網点と吹き出しを用いた最初の絵だった。彼はこの絵を生涯手元に置き、何年ものちに別の作品の背景として描き込んでいる。