
聖母子と八人の天使
作品情報
ストーリー
聖母を囲む八人の天使は、石から彫り出したような、ずっしりとした子どもの姿をしています。二人は長いラッパを吹き、一人はリュートを奏でています。思い出されるのはパドヴァです。1450年頃、フィレンツェの彫刻家ドナテッロはこの町の聖アントニオ聖堂の主祭壇のためにブロンズ彫刻を仕上げており、そこには歌い、楽器を奏でる子どもの天使の小さな浮彫も含まれていました。その数年後、若いマルコ・ゾッポが同じ町で仕事をしていて、2022年にはこの絵がフィレンツェのドナテッロ展に出品されました。冠をかぶった聖母は、書物の置かれた大理石の胸壁の向こうで幼子に乳を含ませています。胸壁の両端にあるのは、ヴェローナやパドヴァにも根を下ろしたヴェネツィアの一族、ダルダーニ家の紋章です。のちに作品はイギリスのウィンボーン卿のもとに渡り、ルーヴルが1980年にその子孫から購入しました。