
Lorenzo Lotto · PD
聖フラウィアヌスと聖オヌフリウスの間の聖母子
作品情報
ストーリー
聖母子を中心に、左右に一人ずつ聖人が並ぶ「聖なる対話」の画面で、視線と手ぶりが四人を静かに結んでいる。左の聖人は豪奢な祭服をまとって幼子イエスと応じ合い、右には長い髪と裸身の隠者、聖オノフリオが聖母のほうを向く。ロットはこの小さな板絵に1508年と署名した。その年、教皇ユリウス2世は彼をローマへ呼び、若きラファエロや、システィーナ礼拝堂の足場に登るミケランジェロと並んで、ヴァチカン宮の諸室を飾らせた。ロットのローマでの仕事はラファエロに場所を譲るためにほぼ消し去られ、当初の額縁を残すこの板絵が、その時期の数少ない証しとなっている。ヴェネツィアのベリーニやチーマ、そしてデューラーの版画の跡もうかがえる。




