
Anthony van Dyck · PD
マルグレータ・スネイデルス(旧姓デ・フォス)
作品情報
ストーリー
1910年、ピッツバーグの鉄鋼王ヘンリー・クレイ・フリックが自分のコレクションの絵をボストン美術館に貸し出し、展覧会は大勢の人と新聞の注目を集めました。その中に、ヴァン・ダイクがアントウェルペンの動物画家フランス・スネイデルスとその妻マルグレータ、旧姓デ・フォスを描いた対の肖像がありました。二点はニューヨークに戻り、今もフリックの邸宅に掛かっています。
1931年、美術館は自前の一点を手に入れます。高さ50センチほどの画布で、同じ姿勢のマルグレータの頭部と肩が描かれていました。新聞は、21年前にボストンが見とれたあの肖像の最初のスケッチだと歓迎しました。絵はダービシャーのサドベリー・ホールから来たもので、ヴァーノン家が4代の男爵にわたって所蔵していたものです。価格は1万9500ドルでした。
その確信は、その後しだいに薄れました。美術館は現在、この習作を「ヴァン・ダイクに帰属」として扱い、制作年は記していません。
