チェスをするマルスとウェヌス

Alessandro Varotari · PD

チェスをするマルスとウェヌス


作品情報

制作年
1635
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画

ストーリー

17世紀初めのヴェネツィアで、イタリアの多くがバロックへ傾くなか、アレッサンドロ・ヴァロターリはティツィアーノのあたたかく官能的な世界を保ち続けた。人々は彼をイル・パドヴァニーノ、小さなパドヴァ人と呼んだ。ここで彼は気の利いた場面を仕立てている。軍神マルスと愛の女神ヴェヌスが、盤をはさんでチェスに向き合うのだ。宮廷ではチェスは恋の遊びとみなされており、武神は武器を置いて女神と盤上で勝負する。画面全体がヴェネツィアの伝統をたたえ、肌は光をふくみ、布地は豪奢だ。この絵は1922年以来ドイツのオルデンブルクの美術館が所蔵し、もとは同地の大公家のコレクションにあった。

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