
Master of Uttenheim · PD
聖マルガリタと聖バルバラを伴う玉座のマリア
作品情報
ストーリー
1912年、南ティロルがまだオーストリア領だった頃、この板絵はブルーニコの個人コレクションからウィーン美術史美術館へ移りました。第一次世界大戦後、この地方はイタリアに編入されましたが、絵はそのままウィーンに残りました。もとは1460年代、村の教会の主祭壇のために描かれた翼祭壇画の中央パネルです。人物の上にかかるゴシック様式の天蓋は、石のような灰色で描かれ、彫刻の透かし細工をまねています。その下では二人の天使がマリアの髪の上に冠を掲げ、マリアは幼子に赤いリンゴを差し出しています。幼子の首には赤い珊瑚の小枝が下がっています。当時、幼い子どもを災いから守るお守りとされたものです。聖マルガリタは十字架を持ち、かたわらには彼女が打ち負かした小さな竜がいます。聖バルバラは剣の切っ先を下に向けて持ち、その横には窓から聖杯がのぞく塔が立っています。
