ムネモシュネ

Dante Gabriel Rossetti · PD

ムネモシュネ


作品情報

制作年
1875
技法
油彩
種類
絵画
寸法
126.37 × 60.96 cm

ストーリー

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティは1875年、友人ウィリアム・モリスの妻ジェイン・モリスを油彩で描く習作としてこの絵に着手した。そのころには二人の長い情愛の大半はすでに思い出へと変わっていた。彼は途切れがちに1881年まで筆を入れ続けた。生涯で最後のまるまる一年にあたるその年、健康も、鎮静剤である抱水クロラールへの依存も、ともに彼を蝕んでいた。彼はこの人物をムネモシュネと名づけた。記憶の女神にしてムーサたちの母である。そして手にはランプを、傍らには追憶の古い花である三色スミレの小枝を添えた。船主フレデリック・レイランドがこの絵を買い、ロンドンの客間にロセッティが描いたほか五人の女性とともに掛けた。画家が最後の十年に生み出した、背高くもの憂げな女性の顔の、最後の数点のうちの一つである。

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