現代のローマ――カンポ・ヴァッチーノ

J. M. W. Turner, Modern Rome – Campo Vaccino, 1839. Wikimedia Commons. · PD

現代のローマ――カンポ・ヴァッチーノ


作品情報

アーティスト
J・M・W・ターナー
制作年
1839
技法
油彩
種類
絵画
寸法
91.8 × 122.6 cm

ストーリー

ターナーがこの絵を描いた1839年、ローマ広場は今日人が歩く、きれいに発掘された遺跡ではなかった。ローマの人々はそこをカンポ・ヴァッチーノ、牛の野原と呼び、牧草地や家畜市として使っていた。ターナーは数年前にローマを訪れ、ロンドンに戻ってからこの眺めを記憶によって組み立て直し、古代の円柱と昇る月をいつもの金色の靄のなかに溶かし込んだ。彼はこの絵を、解体場へ曳かれてゆくテメレール号と同じ年にロイヤル・アカデミーへ出品した。描いた最後のローマの眺めのひとつである。その後カンバスはスコットランドのローズベリー家に、1878年から2010年までとどまり、ゲティがおよそ3000万ポンドで競り落とした。

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