フィスク・ウォレン夫人(グレッチェン・オズグッド)と娘レイチェル

John Singer Sargent, Mrs. Fiske Warren (Gretchen Osgood) and Her Daughter Rachel, 1903. Wikimedia Commons. · PD

フィスク・ウォレン夫人(グレッチェン・オズグッド)と娘レイチェル


作品情報

制作年
1903
技法
油彩
種類
絵画
寸法
152.4 × 102.55 cm

ストーリー

1903年の冬、ジョン・シンガー・サージェントは、フェンウェイ・コートの中に仮のアトリエをかまえた。イザベラ・スチュワート・ガードナーが自らの収集品を収めるため、ボストンにヴェネツィア風に建てたばかりの館である。ここで彼のモデルとなったのが、ボストンの歌手にして詩人、パリでガブリエル・フォーレに声楽を学んだグレッチェン・オズグッド・ウォレンと、その長女レイチェルだった。サージェントは二人を重厚なルネサンス様式の肘掛け椅子に座らせ、背景には15世紀の聖母子の木彫を借りてきた。その彫刻が姿勢を決めた。レイチェルは幼子が聖母マリアに寄り添うように、母の肩へ頭をあずけている。この肖像は、こうして一つの美術コレクションの只中で、中世の聖母に見守られながら生まれた。

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