
Sassetta · PD
聖フランチェスコの神秘の結婚
作品情報
ストーリー
1437年、トスカーナのボルゴ・サン・セポルクロのフランチェスコ会修道士たちは、教会の主祭壇のために両面の巨大な祭壇画をサセッタに注文した。六十枚近い板からなり、完成までに七年を要した。この場面は修道士たちが大切にした理想を描く。聖フランチェスコが「清貧の貴婦人」に指輪をはめて婚礼を結び、その両脇に貞潔と従順が立つ。やがて三つの姿は空へと昇り、清貧は最後にもう一度振り返る。サセッタはシエナ派最後の巨匠の一人で、細長い人物、金地、丘と城の風景を、遠近法にこだわることなく描いた。祭壇画はのちに解体され、この板は今日シャンティイのコンデ美術館に収められている。