
オクトーバーフェスト
作品情報
ストーリー
描かれているのは1876年のオクトーバーフェストで、この時期にはまだ大きなビールテントがありません。今おなじみの巨大なテントが建つようになるのは1896年からです。それ以前のテレージエンヴィーゼ、1810年の王室の婚礼に由来し、花嫁の名を取ったミュンヘン郊外のあの草地には、小さなビールの屋台や射的小屋、それに見世物師たちが年ごとに大型化させていったメリーゴーラウンドが並びました。祭りの締めくくりは最初の年と同じく競馬でした。
筆を執ったのはミュンヘンに住んでいたクレタ島出身の画家で、当時この街の美術アカデミーの周りにはギリシャ人画家の一団ができていました。海の絵で名を上げた人にとって、陸の上の群衆という題材は異例です。画面の形がそれを物語ります。縦60センチ、横130センチ、高さの2倍以上に横長で、人混みが端から端まで収まる帯のような画面です。
ギリシャの目録では、この作品はもっと素朴な題、「ミュンヘンの祭り」で載っていることが多いです。




