タルノヴォの古い通り

タルノヴォの古い通り


作品情報

アーティスト
ペタル・モロゾフ
制作年
1923
技法
彩色エッチング

ストーリー

モロゾフがここに写しとったタルノヴォの旧市街は、ブルガリアがオスマンの支配を脱したのちの19世紀に築かれた。商人や職人が、石造りの一階の上に木造の上階を積み上げたのである。その上階は木の出窓を張り出して狭い石畳の路地に迫り出し、向かいの家とほとんど触れ合わんばかりだ。彼はこの一枚を彩色エッチングで仕上げた。鮮やかな色ではなく柔らかくにじんだ調子を刷る技法で、瓦屋根や温かな漆喰は、1923年に描かれたときすでに古かった町の、あせた風合いをとどめている。描かれているのは日々の商いの通りだ。こうした張り出しの家々は、いまもタルノヴォの最も古い路地の石畳の上に身を傾けている。

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