
Edvard Munch · PD
公園の風景
作品情報
ストーリー
1906年ごろ、ムンクはドイツに長く滞在していて、その年の大半をテューリンゲンの小さな温泉町バート・ケーゼンで過ごした。神経を静めるために移り住んだ土地だった。この数年、彼は酒に溺れ、ちょっとしたことで動揺した。静かな公園は、まさに湯治場に求める安らぎそのものだった。同じころ彼はベルリンにも出向き、イプセンの戯曲『幽霊』の上演のための舞台装置を描いている。この何気ない公園の風景は、彼のひどく不安定な時期に重なっている。本当の破綻はその二年後、1908年に訪れ、コペンハーゲンの療養所に入って八か月ほど過ごすことになる。




