
Eugène Louis Boudin · PD
フランス、ノルマンディーの浜辺
作品情報
ストーリー
ブーダンに世間の評価が届いたのは65歳のときだった。1889年、新しいエッフェル塔を囲んで開かれたパリ万国博覧会で金賞を受け、1892年にはレジオン・ドヌール勲章のシュヴァリエになる。絵を描きはじめてから40年ほどが過ぎていた。同じ1889年に妻を亡くし、それからは冬を南フランスで過ごし、季節になるとノルマンディーの海岸へ戻る暮らしになる。この浜は1890年、その新しい往復のさなかのものである。彼にしては大きな画布で、横幅は1メートル近い。このころには、老人の手が追いつかない速さで注文が届いていた。




