聖母子と諸聖人の多翼祭壇画

Carlo Crivelli · PD

聖母子と諸聖人の多翼祭壇画


作品情報

制作年
1468
技法
テンペラ
種類
絵画
寸法
110 × 190 cm

ストーリー

1468年、マルケ地方のマッサ・フェルマーナという小さな町で、ひとりの画家が誇らしげに署名を残した。KAROLVS CRIVELLVS VENETVS、すなわちヴェネツィア人クリヴェッリ。彼はたしかに故郷から遠くにいた。数年前にヴェネツィアを離れ、古風で金ぴかな華やかさがなお好まれた地方で、あらためて画業を築き直していたのである。この多翼祭壇画は、イタリアに戻ってから最初の年記のある作品だ。中央に聖母子、その周りに洗礼者ヨハネ、ラウレンティウス、シルウェステル、フランチェスコの四聖人。上には受胎告知とピエタ、下の台座には受難の場面が並ぶ。線は鋭く、金は厚く、細部はどれも七宝のように澄んでいる。そして祭壇画は今も、それが描かれた教会に立っている。

まもなく、物語は持ち歩ける音声に。登録を。