フローラに扮した少女の肖像

フローラに扮した少女の肖像


作品情報

アーティスト
ピエール・ゴベール
制作年
1720
技法
油彩
寸法
99 × 82 cm

ストーリー

18世紀初めのフランス宮廷には、女性を神話の姿で描く肖像の型があった。ゆるやかな衣に花を数輪添えれば、春をもたらす女神フローラになる。弓と三日月ならディアナである。流行の服を着せないので、絵が何年のものか見分けにくくなるという効き目もあった。

この少女に与えられた役はフローラだった。それ以外の点で美術館は慎重である。制作年は1710年ごろから1730年ごろまでとしか記さず、作者もピエール・ゴベールに帰属する、という言い方にとどめている。ゴベールは助手を使って速く描いた画家で、工房の複製や異作がヨーロッパ各地に彼の名で残っているためだ。

モデルの名は記録にない。台帳には、今のところ匿名、と書かれている。番号のほうは、ウフィツィが1890年に作った大きな財産目録のものが使われている。

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