女性の肖像
作品情報
ストーリー
年代を決めているのは様式だけである。国の記録はこの小さな板絵に画家の名前を与えず、1572年に亡くなったメディチ家の宮廷画家ブロンズィーノの肖像画のやり方の内側に置き、16世紀後半とだけ記す。1890年にウフィツィがまとめた財産目録の刊本では、この絵は所在不明として載っていた。それでいて今この絵に付いている番号は、その目録の番号である。記録を書いた人はもう一つ書き添えている。似た肖像はパラティーナの別の場所にもあり、ピッティ宮の住まいの上にある屋根裏の収蔵庫、ソッフィットーネにも収まっている、と。