
婦人の肖像
作品情報
ストーリー
ボローニャの修道士ペッレグリーノ・オルランディは、画家事典の中でディオニージオ・グエッリについてこう記しています。かつては個人の邸宅で彼の絵を数多く見かけたが、今では見つからない。大貴族の収集室のために買われてイタリアの外へ持ち出され、向こうでは師ドメニコ・フェッティの作品として通るだろう、それほど巧みに師をまねたのだ、と。
この肖像はヴェローナに残りました。ヴェローナの画家たちの列伝を書いたマルタ騎士団の騎士バルトロメオ・ダル・ポッツォが所有し、のちに収集家チェーザレ・ベルナスコーニの手に渡っています。美術館はこの絵を、力強く、ほとんど厳しいほどの肖像だと評しています。赤い背景に黒い服の婦人が描かれ、糊のきいた白い襟が顔を縁取って引き立てています。