
オウムを連れた女性の肖像
作品情報
ストーリー
この女性と、対になる板で計算をしている男は、1529年に一対の肖像として描かれた。バルテル・ベーハムは二人を一つの家具で結びつけている。同じ卓が両方の板の下辺を横切っていて、並べて掛けると二人がその卓を囲んで座っているように見えるのだ。彼女の腕にはオウムがとまり、前の卓にはブドウが置かれている。ベーハムはまた、当時のドイツの肖像画がふつう与えるよりも広い空間を二人に与えた。美術館はこの広い画面の切り取り方を、ドイツ肖像画における新しい試みとみている。彼女の印章指輪には紋章とKSの頭文字、男の指輪にはHSとあるが、その文字の背後にいる夫婦が誰なのかは突きとめられていない。ギャラリーの記録に彼女の肖像が初めて現れるのは1772年、男の肖像は1783年になってからである。
