
Lorenzo Lotto · PD
ランプを持つ若者の肖像
作品情報
ストーリー
1506年ごろ、ロレンツォ・ロットはヴェネツィアを離れ、トレヴィーゾで仕事をしていた。彼は肖像画を謎のように組み立てる画家だった。ここでは若い男がわずかに視線をそらし、その肩の後ろ、濃い緑のカーテンの前で、小さな油ランプがともっている。その意味は今も議論が続く。ある人は、闇の中に輝く光を語ったヨハネ福音書の言葉を思い出す。またある人は、その弱い炎に、人生の短さの暗示を見る。ロットはこうした謎かけを好み、答えをめったに明かさなかった。彼はルネサンスの心理的肖像画を生んだ一人とされるが、カーテンの奥のランプについては、ついに答えを残さなかった。




