聖カタリナに扮する若い女性の肖像

聖カタリナに扮する若い女性の肖像


作品情報

制作年
1525
技法
油彩
寸法
39 × 28 cm

ストーリー

きっちりとした横顔で描かれた若い女性は、桃色と緑のリボンで髪をまとめ、白い襟もとには細い刺繍の縁取りがのぞいています。一見すると、1520年代のごく普通の婦人像です。聖女であることを示す手がかりは、小さな板絵の端のほうに隠れています。頭の後ろには、ほとんど線だけの金の光輪。そして左下には、棘のついた車輪の一部が画面に入り込んでいます。伝説で、アレクサンドリアの聖カタリナを処刑するために用意されたものです。ボルゲーゼ美術館は、この車輪をモデル自身の名前をほのめかすものと解釈しています。つまり彼女はカテリーナという名の女性で、自分の守護聖人の姿で描かれたのだろう、というわけです。長くラファエロ派の作とされていましたが、1909年にアメリカの鑑定家バーナード・ベレンソンがブレシャニーノの名を挙げました。1833年にはボルゲーゼ家のコレクションに記録されており、現在は美術館の収蔵庫に保管されています。

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