
Pontormo · PD
半貴石彫刻師の肖像
作品情報
ストーリー
1517年ごろのフィレンツェで、ポントルモは二十歳を少し越えたばかり、師アンドレア・デル・サルトの工房を離れて間もない。その柔らかな手法がここにはなお漂う。彼の現存する最初期の肖像の一つかもしれない。描かれるのは君侯ではなく職人で、おそらく硬石の彫り師である。手には彫刻刀を持ち、机の上には宝石をはめ込む準備の整った金属片が置かれている。その名は長らく取り沙汰されてきたが、実のところ分かっていない。働く人をその生業の道具とともに、見る者と目の高さで示すことは、当時としては新しい発想だった。1671年、ルイ14世がこの絵を購入した。




