
Andrea Mantegna · PD
ルドヴィコ・トレヴィザン枢機卿の肖像
作品情報
ストーリー
1459年から1460年にかけて、マントヴァで大きな諸侯会議が開かれた。教皇ピウス2世はそこで、1453年にコンスタンティノープルを奪ったオスマン帝国への十字軍を、ヨーロッパの君主たちに促していた。マンテーニャは町の領主ゴンザーガ家に仕えはじめたばかりで、まさにこの地でこの枢機卿を描いた。ルドヴィーコ・トレヴィザンは並の高位聖職者ではない。教皇庁の財務長官でありながら教皇の艦隊を率い、戦さの人として知られていた。画家は彼にひとかけらの柔らかさも与えていない。顔は硬く、頑なで、横から光が当たり、赤いモゼッタが暗い背景から鎧の一片のように浮かび上がる。




