
Formerly attributed to Titian / Attributed to Lambert Sustris · PD
カール5世の肖像
作品情報
ストーリー
1547年、皇帝カール5世はミュールベルクの戦いでプロテスタント諸侯を破り、その権勢は頂点にあった。翌1548年、アウクスブルクで帝国議会を開いた皇帝は、ティツィアーノを呼び寄せて肖像を描かせた。椅子に腰かけたこの肖像画も、そのとき生まれたものだ。アルテ・ピナコテークはこれをティツィアーノの作品としているが、構図は彼自身の素描にもとづくものの、実際の制作の多くは工房の助手、おそらくアムステルダム出身のランベルト・スストリスに任されたと説明している。スストリスの手が背景の風景だけにとどまるのか、画面のほとんどに及ぶのかは、今も議論が続く。黒い装いの皇帝は、勝者というより疲れをにじませて座っている。




