トスカーナ大公コジモ1世・デ・メディチの肖像

トスカーナ大公コジモ1世・デ・メディチの肖像


作品情報

制作年
1585
技法
油彩

ストーリー

この肖像が掛かっている建物こそ、コジモ自身の発案だった。1560年、彼はジョルジョ・ヴァザーリに命じ、アルノ川沿いに細長い役所の棟を建てさせた。イタリア語で「事務所」を意味するウフィツィで、フィレンツェの諸官庁を一つ屋根の下に集めるためのものである。コジモはフィレンツェを治めていた従兄弟が暗殺されたのち、17歳で権力の座に就き、その後の数十年をかけてトスカーナを一つの国家にまとめ上げた。1569年、教皇ピウス5世は、メディチ家の誰も帯びたことのない称号、トスカーナ大公を彼に授けた。その五年後に世を去っている。ナルディーニは1585年ごろにこの公式の肖像を描き、位にふさわしく、白貂の裏地の外套と、閉じた大公冠をまとわせた。

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