
Pontormo · PD
コジモ・イル・ヴェッキオの肖像
作品情報
ストーリー
コジモ・デ・メディチ、通称イル・ヴェッキオ(老コジモ)は、この絵が描かれる半世紀以上も前に世を去っていた。1519年ごろ、若きポントルモはこの横顔を描いた。狙いは一族の連続性を語ることにある。フィレンツェの実質的な支配者だった祖コジモを、いまのメディチ家がまっすぐ受け継いでいる、と示すためだ。画面には月桂樹の枝がのび、一本が切られてもまた別の枝が伸びるという古代ローマの詩句が添えられている。同じ1519年には、一族に男児が生まれたばかりだった。のちにフィレンツェ公となるコジモ1世である。厳めしい横顔は、古代の記念メダルに刻まれた皇帝の肖像を思わせる。





