
Follower of El Greco · PD
ドミニコ会(またはトリニタリオ会)修道士の肖像
作品情報
ストーリー
縦35センチ、横26センチという、掌にのるほどの小さな肖像である。プラド美術館は現在これをエル・グレコ本人ではなく追随者の作として登録しており、制作年も1600年から1650年のあいだと幅を持たせている。黒いマントの下の白い修道服は三位一体会にも、ドミニコ会にも通じるもので、描かれた人物がどの修道会に属していたのかさえ決まっていない。1902年にマドリードで開かれた最初のエル・グレコ展では、画家でもあった修道士フアン・バウティスタ・マイーノの肖像として紹介されたが、この呼び名は結局定着しなかった。四分の三正面の顔には正面から光が当たり、こけた頬と淡い色のアーモンド形の目、生えかけの口ひげが浮かび上がる。マドリードの修道院にあったこの絵は、1916年に収集家パブロ・ボスチの遺贈として美術館に入った。




