ハムレット役のフォールの肖像

Édouard Manet · PD

ハムレット役のフォールの肖像


作品情報

アーティスト
エドゥアール・マネ
制作年
1877
技法
油彩、キャンバス
種類
絵画
寸法
196 × 131 cm

ストーリー

バリトン歌手ジャン=バティスト・フォールは、1868年にパリ・オペラ座でアンブロワーズ・トマの歌劇《ハムレット》の題名役を初演し、この役で名を馳せました。マネの作品を数多く買い集めた収集家でもあり、自ら舞台衣装姿の全身像を注文しています。ところが制作は難航しました。フォール本人によれば、1876年から77年にかけての冬に40回近くポーズをとり、マネはそのたびに絵をすっかり描き変えたといいます。1877年のサロンに出品された作品では、灰色の何もない背景にフォールがひとり立ち、剣を下げ、片腕を画面の外へ差し伸べています。その先にいるのは、第一幕で現れる父王の亡霊だと考えられています。批評は冷ややかで、フォールは受け取りを拒みました。絵はマネが亡くなるまでアトリエに残り、1927年にエッセンのフォルクヴァング美術館が購入しました。

読んだことについて、何でも聞いて。アプリを入手。