
August Macke · PD
フランツ・マルクの肖像
作品情報
ストーリー
支持体は50センチ×38センチの厚紙である。1910年9月、バイエルンのテーゲルンゼー湖畔で、アウグスト・マッケとフランツ・マルクはどちらが早く描き上げるかを競って互いを描いた。マッケの妻エリーザベトの記憶では、この一枚は日が落ちかけるなかで20分ほどで終わっている。毛皮の帽子をかぶってパイプをくわえたマルクが、広い色面と濁りのない色で置かれている。二人が知り合ったのはその年の1月で、ミュンヘンの画廊でマルクのリトグラフを見たマッケが、その日のうちに訪ねて行った。翌年にはマルクとカンディンスキーがミュンヘンで「青騎士」を始め、マッケもそこに加わる。マッケは1914年9月にシャンパーニュで、マルクは1916年にヴェルダンの近くで戦死した。エリーザベトがこの肖像をベルリンのナショナルギャラリーに寄贈したのは1921年のことだ。




