フランス王女マリー・ゼフィリーヌの肖像
作品情報
ストーリー
マリー・ゼフィリーヌは1750年8月に生まれた。幼年期を生き延びた王太子ルイの最初の子で、ルイ15世の孫娘にあたる。ナティエが描いたのは1751年、彼女がまだ一歳ほどの頃で、小さなスパニエルのそばに座る姿は、神話の仮装ではなく、うちとけた素顔の肖像である。彼女はわずか五年しか生きられず、1755年9月に世を去った。のちにルイ16世、ルイ18世、シャルル10世となる弟たちが、彼女を知る年齢に達する前のことだった。この小さな画面は、実物から写し取られた彼女の顔の、ほぼ唯一の記録である。絵はパルマ、次いでピッティ宮殿を経て、1922年にウフィツィが手に入れた。




