
Albrecht Dürer · PD
ニュルンベルクの画家ミヒャエル・ヴォルゲムートの肖像
作品情報
ストーリー
デューラーがこの肖像を描いたとき、師のミヒャエル・ヴォルゲムートはすでに80歳を超えていた。1480年代、少年だったデューラーは、ニュルンベルクにあるヴォルゲムートの工房で素描と木版画の技を学んだ。名声を得た弟子はいま、老いた師をまっすぐに見つめ、赤くただれたまぶたも、たるんだ肌も、まばらな白髪も少しも取りつくろわずに描く。似姿は正確に見ることから生まれるのであって、へつらいからではない、と彼は考えていた。板には、1516年に師を描いたと記した。三年後、デューラーはこの絵をふたたび手に取り、もう一行を書き加える。ヴォルゲムートが1519年の聖アンデレの日に、82歳で世を去ったということを。




