神殿での主の奉献

神殿での主の奉献


作品情報

制作年
1700
技法
油彩

ストーリー

1700年ごろに描かれたこの作品は、ロココの明るく軽やかな群像が天井を埋めつくす前の、秩序ある落ち着いた時期のヴェネツィア宗教画です。グレゴリオ・ラッツァリーニは、まさにこの抑制のきいた手法、明快な素描とよく釣り合った群像で知られていました。神殿の場面を大げさにせず語ります。老人シメオンが幼子を腕に抱き、マリアとヨセフが捧げるために連れてくる、その子を見るまで生きると約束された敬虔なユダヤ人が、いままさにその子を見分ける瞬間です。この絵から十年ほどのち、ジャンバッティスタ・ティエポロという14歳の少年がラッツァリーニの工房に入って技を学び、のちにこれとはまるで違う画風で描くことになります。ここでの教えはなお素描のなかにあり、どの人物も自分の場所にしっかりと据えられています。

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