
ファルケンブルフの馬市におけるマウリッツ公とフレデリック・ヘンドリック公
作品情報
ストーリー
この板絵に記された1618年は、若い共和国の権力闘争に決着がついた年だった。30年にわたってホラント州の政務を担った政治家ヨハン・ファン・オルデンバルネフェルトは、マウリッツ公の後ろ盾のもとで8月に逮捕され、翌年5月にハーグで斬首された。けれども画中のマウリッツは穏やかだ。彼と年下の異母弟フレデリック・ヘンドリックは、六頭の葦毛の馬が引く屋根なし馬車に乗り、騎馬の廷臣たちに囲まれて、ライデン近郊ファルケンブルフの馬市にやって来る。アドリアーン・ファン・デ・フェンネは、ハーグの宮廷の洗練ぶりと田舎の群衆の粗野なふるまいを対比させた。テントの間では辻歌いが歌い、場面の端では果物と野菜を売る女が財布をすられている。


