
Bartolomeo di Giovanni · PD
テティスの行列
作品情報
ストーリー
15世紀末のフィレンツェでは、裕福な家が結婚のたびに大きな長持をあつらえ、その前面に横長の板絵を貼った。花嫁の衣装や持参の品を納める家具で、絵は寝室の壁際で日々目に入るものだった。この板もその一枚とみられ、横1メートル50センチに対して高さは43センチしかない。ポプラ材にテンペラで描かれているのは、海の女神テティスが婚礼へ向かう行列である。相手は人間のペレウス、二人のあいだに生まれるのがアキレウスにあたる。対になる《テティスとペレウスの結婚》も同じルーヴルにあり、二点は1902年、一人の寄贈者からまとめて美術館に入った。
