
August Macke · PD
散歩
作品情報
ストーリー
1914年ごろのドイツの町で、散歩は時間の決まった行事だった。よそ行きの服を着て、みんなが歩いているところをわざわざ歩く。この絵はその人だかりを見ている。赤い小道が奥へ延び、濃い木立の下を山高帽と黒い外套と明るいドレスが進んでいく。人物は平らな色の面として置かれ、顔はほとんど描き込まれていない。例外は画面のいちばん手前、左端で切られた白い帽子の娘で、マッケが顔を仕上げたのは彼女だけである。目録ではこの絵に、その白い服の娘を名指しする長い題名が添えられている。マッケは1912年ごろから動物園の客や橋の欄干にもたれる人々を描きながら、この主題に近づいていった。




