
I, Sailko · CC-BY-SA-3.0
エジプト逃避途上の休息
作品情報
ストーリー
16世紀の終わり、ハールレムはスペインからの独立をかけて戦う、生まれたばかりのオランダの町だった。1585年、カレル・ファン・マンデルがプラハの宮廷画家スプランヘルの素描をこの町に持ち込み、若い画家たちに火をつける。その渦の中心にいたのがコルネリス・ファン・ハールレムで、彼は引き伸ばされた大きな裸体像で知られたハールレム・マニエリスムの主要人物だった。この《エジプトへの逃避途上の休息》が描くのは、ヘロデ王の手を逃れてエジプトへ向かう聖家族が、旅の途中で身を休める福音書の場面である。同じ画家はやがて、こうした国際様式の誇張を離れ、オランダらしい落ち着いた写実へと筆を移していった。
