リチャード・テラー・クレイン

リチャード・テラー・クレイン


作品情報

アーティスト
アンデシュ・ソーン
制作年
1904
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
116.8 × 83.8 cm

ストーリー

リチャード・テラー・クレインが学校に通ったのは、全部合わせて2、3年ほどでした。少年のころから工場で働き、1855年、23歳のときにシカゴで小さな真鍮鋳造所を開きます。これがのちにクレイン社となり、バルブや管継手、衛生設備を手がけるアメリカ有数のメーカーに育ちました。晩年の彼は大学教育に公然と異を唱え、それに反対する小冊子をいくつも出しています。アンデシュ・ソーンがクレインを描いたのは1904年、南カリフォルニアのパサデナで、クレインは70代の初めでした。ソーンはこの年もアメリカへ仕事の旅に来ており、友人で農業機械の財産を継いだチャールズ・ディーリングとともにシカゴからカリフォルニアへ向かっています。パサデナでは、クレインの若い妻エミリーの肖像も描きました。クレインは屋外に腰を下ろし、灰色の帽子をかぶって葉巻を手にしています。背後には日の当たる庭が広がり、彼はこちらをまっすぐ見つめています。肖像は同じ年、セントルイス万国博覧会に出品されました。その後はシカゴのクレイン社本社の役員室に掛けられ、一族のもとにとどまりましたが、2013年、ひ孫のチャールズ・ベーコンがボストン美術館に寄贈しました。

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