
Édouard Vuillard · PD
ガラスの花瓶のバラ
作品情報
ストーリー
テーブルの天板が見る人の方へ大きく傾き、白いテーブルクロスが画面のほとんどを占めています。ガラスの花瓶は、まるで坂の途中に置かれているかのようです。所蔵するボストン美術館は、穏やかな主題にしては意外なほど見る者を戸惑わせる効果だと述べ、そこに若い頃のヴュイヤールの名残を見ています。1890年代、彼はパリの若い画家たちのグループ、ナビ派の一員で、日本の版画から多くを学びました。この小さな静物画は1919年頃の作で、画家は50歳前後、以前より落ち着いた調子で描くようになっていました。花瓶には白いバラと黄色いバラが一輪ずつ、それにいくつかのつぼみ。右下の隅には、ピンクのチェック柄の布がのぞいています。作品はパリの画商の手や1935年の競売を経て、1941年にボストンへ渡りました。




