
ボアズの畑のルツ
作品情報
ストーリー
題材は旧約聖書の『ルツ記』です。モアブ出身の若い未亡人ルツは、同じく夫を亡くした姑ナオミを養うため、刈り手たちが残した落ち穂を拾っています。畑の持ち主ボアズは彼女の誠実さを聞き知り、たくさん残しておくよう働き手に命じました。深紅のマントをまとった彼は彼女に向かって手のひらを開き、ルツは麦の束を腰に抱えています。後ろでは刈り入れが続き、左端にはベツレヘムの城壁がそびえます。シュノル・フォン・カロルスフェルトがこの絵を描いたのは1828年のミュンヘン、十年のイタリア暮らしを経てバイエルンの都に移ったばかりのころで、イタリアで描きためた素描をもとにしています。この二人の子孫からダビデ王が生まれます。画家は二人の間の小道にある小さな石に、自分の頭文字と年記を記しました。